先週リオ入りした時には
ビーチバレー会場だけでなく
街中あちこちで工事中。
それでも開幕式にはなんとか間に合った
競技場、交通機関などのハード面。
アクセス管理、スケジュール管理などの
ソフト面は運用してみないと分かりません。
初日から数日間のソフト面は大混乱。
週末という事もあって、電車が少ない中
大勢のスタッフ、ボランティア、そして
スペクターと呼ばれる観客が一斉に移動します。
初日のシフトは8時スタート。
同じホテルに滞在している私のチーム数名と
7時すぎにホテルを出発しましたが
ホッケーセンターに到着したのは9時半でした。。。
選手、オリンピックファミリーと呼ばれるVIP、
メディアなどは専用のバスがありますが
ボランティアの移動は原則として公共交通機関。
デオドロエリアへの交通機関は少なく
電車、バスいずれを使っても
パーク入口まで30分、入口からホッケーセンターまで20分、
合計1時間近くは歩きます。
合計1時間近くは歩きます。
朝から30度近くまで上がる気温の中歩くのは
覚悟が必要です。
写真: 気温30度の中、1時間歩いた後に今日の仕事が始まる
同じチームのPierreは
「オリンピックはスポーツのイベント。
スタッフもエクササイズが必要なんだよ」なんて
ジョークを言っていましたが
さすがにバスが走っていない日には
"It is just unbelievable."と話していました。
それでもボランティアは毎日を楽しんでいます。
強風で風よけが飛ばされてしまうと
修理に手を貸したり、勤務時間外でも
歩いていると道を聞かれるので案内したり
誰も「自分の仕事とは違うから」とは言わず
むしろ率先して仕事を探し、動いています。
ここにいることを楽しんでいるんだなぁと思います。
案内係や入口の受付係は
ブラジル人ボランティアが多いのですが
彼らの多くは英語が話せません。
それでもキョロキョロしていると
それでもキョロキョロしていると
走って来て「どこに行きたいの?」とポルトガル語で。
英語で「バス停を探しているの」と答えると
ちゃんと理解してとても丁寧にポルトガル語で案内をしてくれます。
とにかく何かしたくてたまらない。
そんなスタッフ5万人に囲まれた大会。
これもオリンピックの魅力なんだと気づかされます。
写真:さくらジャパン4失点後のインタビューは、私も選手と一緒に悔し涙をガマンしながら通訳