Bem-vinda aos Jogos Rio 2016!
(リオ2016へようこそ!)
さあ、いよいよ今日から競技が始まります。
初日は、さくらジャパンがプレーしないので
同じデオドロ地区にある射撃場にて通訳サポート。
デオドロ地区はもともと、ブラジル軍隊の敷地内。
競技場は仮設のものも多いのですが
さすがに射撃場は、専用の建物があります。
デオドロパークの最も奥にあるため
パーク入り口から歩いて30分はかかるのですが
中にはエアコンがついていました!
感激です。
この日は初日ということもあり
メンバーが一通り揃ったら、競技場内の案内をしてくれました。
写真の一番左がBruna。
この競技場の通訳サービスチームマネジャーです。
午前は女子10mエアライフルの予選と決勝。
午後は男子10mエアピストルの予選と決勝、
2010年世界選手権金目メダルの松田知幸選手が出場します。
この日の決勝会場は、リオ五輪初の決勝戦とあって
観客と報道陣が文字通り"詰めかけて"いました。
決勝直前の会場には人がぎっしり!
決勝戦にはアメリカ、中国、イラン、クロアチア、
ロシア、ドイツの選手が進みましたので
中国、ロシア、ドイツ、モロッコ出身の通訳ボランティアがスタンバイ。
決勝会場の裏側にMixed Zoneと呼ばれる場所があり
試合が終わるのを待っている記者の人たちと
決勝の様子を見ながら待ちます。
すぐ裏の会場から、ナレーターの声が聞こえてくるので
テレビは画面のみで、音声が消してあります。
なんとも言えない不思議な雰囲気です。
リオ五輪第一号の金メダルは
アメリカの新星、バージニア・スラッシャー選手が獲得。
銀メダル、銅メダルは両方中国の選手とあり
すぐに始まったメダル授賞式を終えたら
中国人ボランティアのVictoriaとWeiweiが、初通訳。
たくさんの報道陣が詰めかけるMixed Zonedでの
インタビュー時間は最大30分間。
その後は、また別に特設された
メディアセンターまで駆け足で移動です。
射撃場は常設の施設ですが
Mixed Zoneやメディアセンターは仮設施設なので
動線があまりうまくありません。
メディアセンター内にはたくさんの机と椅子があり
早速、本国へ写真と記事を送る記者たちでごった返す中
記者会見が始まります。
ここでの中国選手の通訳はプロの通訳が対応。
記者会見など公の場での通訳は
原則としてプロの通訳が対応するからです。
ただし、プロの通訳がいない場合は
ボランティア通訳が対応する場合もあります。
プロの通訳を聞きながら
どんな質問が多いか、そして質問の手順などを
しっかり見て学び、頭の中でシミュレーションします。
記者会見が終わったら待ちに待った、ランチブレイク。
しっかり食べて午後に備えます。
さあ、13時からはいよいよ男子10mエアピストルの予選です。
ランチから戻ってきたら、ちょうど予選が終わる頃でした。
残念ながら、この日の松田知幸選手は予選22位。
次の50mピストルに期待します!
日本人選手が決勝に進まなかったので
今日のシフトは3時で終了です。
文字通り、アツい1日でした!