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面接準備として、平昌五輪のマスコットについて予習していて、ふと思ったのですが「東京五輪のマスコットってもう決まってるのかしら?」
検索してみたところ、ちょうど検討委員会が設置されて、協議が進められているということでした。
今月には”公募の方向”というニュースも流れていたようですね!
詳しい進捗はこちらの東京2020組織員会によるページで公開されています。
現時点で決まっていることは次の3点
・マスコット検討会議のメンバー
・マスコットは公募制とし、プロアマから広く募ること
・公募時にはマスコットのプロフィールと、6面デザインの提出を求める
どんなキャラクターに決まるのでしょうか?
大人も子供も身につけられるような、シンプルかつ日本らしいデザインのキャラクターに決まるといいな、と個人的に思います。
さて、過去のマスコットはどんなだったでしょうか?
1998年長野五輪のキャラクターはふくろうをモチーフとしたSnowlesでした。
日本独自のキャラクターっぽさのない、シンプルなデザインでしたね〜
2004年アテネ五輪のキャラクターはPhevosとAtena。
ギリシャ神話における神の名前を由来とした名前をキャラクターにつけることで、古代と近代オリンピックのシンボルとしたとあります。マスコット自体は紀元前7世紀のダイダラと呼ばれるテラコッタ人形のよくある形がモチーフとなっているそうです。
2006年トリノ五輪のキャラクターはNeveとGliz。
イタリア語でそれぞれ「雪」と「氷」の意味をもつ言葉をキャラクター名に、そしてマスコット自体も「雪」と「氷」をかたどっています。
2008年北京五輪のキャラクターはBeibei, JingJing, HuanHuan, YingYing, NiNi。
「北京欢迎你」(Beijing Huan Ying Ni:北京へようこそ)の一字ずつからとった名前と、実在の動植物をあしらったものです。とてもよく考えられていますね。
2010年バンクーバー五輪のキャラクターはQuatchiとMiga。
いずれも現地では有名な伝説の生き物とされていますが、実在するか否かは証明されていないと言う、未確認生物だそうです。
2012年ロンドン五輪のキャラクターはWenlock。
かわいいと言うより、ちょっと怖いんですが、文化の違いでしょうか・・・マスコットのモチーフとなったのは、オリンピックスタジアムを建設するのに使用された最後の部品。頭はロンドンタクシーのヘッドランプ、目はカメラとのことです。
2014年ソチ五輪のキャラクターはHare, Leopard, Polar Bear。
キャラクター名はつけず、あくまで動物名のみのようです。
2016年リオ五輪のキャラクターはViniciusとTom。
現地の子供たちには大人気で、ぬいぐるみなどのグッズもよく売れていました。Viniciusはブラジルに住む動物のいくつかをかけ合わせた想像上の動物がモチーフとなっています。
2018年平昌五輪のマスコットはSoohorangとBandabi。
イラストにしてもぬいぐるみにしてもカワイイ。ホワイトタイガーと黒い熊がモチーフです。
ざっと過去20年分近くの大会マスコットを調べてみましたが、まとめると傾向としては下記のようになります。
・実在の動植物をモチーフとする
・開催国の神話や伝説上の動物をモチーフとする
名前についてはさまざまですが無理やりまとめると次の2点でしょうか。
・英語の名前
・他の国の人でも発音しやすいように工夫
すでに存在する動物で、広く知られているマスコットはどんな国の人にも受け入れられやすいですね。反面、伝説上の動物は日本の文化に親しんでもらうといったメリットもあると思います。
2017年中には決まるのでしょうか、今後の東京五輪をとりまくニュースからも目が離せません!