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olympicvolunteer.hatenablog.com
さて、紆余曲折を経て完了した
平昌五輪のボランティア選考語学テスト。
テスト終了日となる2月10日を過ぎましたので
気になるスピーキングテストの内容を少しだけ
ここでご紹介いたします。
スピーキングテストは全部で7問。
3部構成になっています。
テスト前に送られてきたメールでは
"ビデオテスト"となっていましたが
テストアプリに表示されるビデオを再生しながら
録画ではなく、録音される仕組みとなるようです。
第一部は「表示される文章を読み上げる」テスト。
画質がやや悪く、読みにくいのが難点ですが
練習する時間もありますので
こちらについてはさっと終えられるでしょう。
英語レベルとしては、高校レベルくらいでしょうか。
ボランティア参加の条件が18歳以上ですから
当然といえば当然かもしれません。
第2部は画面に表示される質問に答えるというものです。
質問の画面コピーはここではアップしませんが
まず初めの3つの質問は
「あなたはレストランで食べる食事と、家で食べる食事のどちらが好きですか?」
「最近家族や友人と食事をした場面を思い出し、その様子を説明してください」
「あなたが海外から来られた人にオススメしたい韓国料理はなんですか?その理由は?」と、個人的な意見を求める質問でした。
単純なYes/Noアンサーの答えではなく
文章で答えることを求められる質問というのが特徴でした。
ここで難しいのは「考える時間が与えられない」こと。
こちらも通訳ボランティアを希望しているなら
「まぁそうかも」と思えるのですが
質問されたらすぐに答えられる、英語の反射神経が必要です。
ちなみに私が講演などでお話させていただく際
"東京五輪までに準備しておくと良いこと"として
「オススメレストランを調べて説明できるようになること」をご紹介しています。
それが平昌五輪のボランティア向け語学テストで出てくるとは・・・
4つ目の質問はオリンピックボランティア経験者以外
答えるのが少し難しいような気がします・・・
「オリンピックアスリートはオリンピック期間中、ヘルシーでいられることができます。その理由はなぜでしょうか?」
質問の意図がやや不明です。。。
第3部の質問はやはり食べ物に関するもの。
このテスト、まるで私が作ったのかしらと思うくらい
食べ物ネタが多すぎです。
「オリンピックアスリートの中には食物アレルギーなどを持っている人もいます。そんんな彼らから、オリンピック選手村の外で食事をしたいとリクエストがあった時、どのような手順で案内しますか?」
30秒間準備する時間があったので
その間にどう答えるか箇条書きにして
60秒で答えました。
勝手にポイントは「ロジカルに話せるか」だろうと考え(笑)
「第一に、、、第二に、、、第三に、、、」と回答。
途中で時間切れになってしまいましたが
まぁそれはそれで良しとします。
というわけで終了したスピーキングテスト。
結果はすぐにオンラインでチェックできるとのことですが
さて、いかに?
ちなみにブログを見て
「私もテスト受けました〜!」とご連絡くださった方と
テスト内容についてチャットしたところ
質問内容は全く違ったとのことです。
いくつかある質問の中からランダムに選択されて
その時その時で異なる質問が表示されるようです。
ブログでシェアしてもいいよ!とご了承いただきましたので質問内容をアップします。
「最近あなたが誰かにプレゼントを送った時の話をしてください」
「あなたが韓国から何かお土産を買うなら何を選びますか?それはなぜですか?」
「韓国という国に対するあなたの印象と、海外の人に韓国という国を説明するときにどのように答えますか?」
「あなたは韓国を案内して欲しいと言われました。1人は歴史的な場所に行きたい、もう1人は百貨店をみたいと話しています。あなたならどのように案内しますか?」
韓国のことを知らないと答えられない質問ですね。
確かにボランティア時、"I can speak English"のタグをつけていると
いろんな人たちに声をかけられます。
選手村のインフォメーションデスク担当になったら
観光案内をすることも多いでしょうから
理にかなった質問ですね。
東京五輪の語学テストはまた違うものになるでしょうが
傾向としては似たものになるかもしれません。
テスト対策だけではなく
やはり日本人として海外からのお客様をお迎えするなら
日本のことは説明できるようになっていたいですね!
今から準備のために語学に取り組まれるなら
日本、東京、和食の案内から始めてみてはいかがでしょうか?
さて、気になる結果は?