オリンピックにボランティア参加しよう!

2020年東京オリンピックにボランティア参加したい方に向けて、2016年リオオリンピックの準備、現地の様子をレポート。プロフィールはコチラhttp://5rin.masae3.com/entry/2016/09/24/171200

平昌オリンピックボランティアだより3

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羽生結弦選手の2大会連続金メダル、そして宇野昌磨選手とのワンツー表彰台。盛り上がりますねー平昌五輪。

超大盛り上がりのアイスアリーナでオリンピックボランティアをしている志帆さんから、活動の様子がレポートで送られてきました!羽生選手の競技中は忙しすぎ過ぎて、ほとんどスケーティングを観ることは叶わなかったそうですが、練習はバッチリ観ることができたそうです。うらやましー。

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志帆さんが割り当てられたのは、イベントサービスチームで観客の会場案内などが主な仕事となります。競技場で働くボランティアの中ではもっとも数が多く、仕事内容も多岐に渡ります。入り口でチケットをチェックしたり、席にご案内したりするのが主な仕事のはずですが、平昌では観客同士のトラブル解決や、競技終了後にアイススケートリンクにプレゼントを投げるお仕事も担っている(笑)そうです。

公開練習の時にはバッチリ競技も観られたそうですが、男子SP・フリーの際は一部のボランティアに仕事の負担が多くのしかかるという問題点もあったそうです。彼女がこれまでに気づいた課題としては、、、
チームリーダー(韓国人)が英語でコミュニケーションできないため、チーム内の外国人ボランティアと意思疎通ができない
・チームの外国人ボランティアの多くが韓国語を話せない
観客は韓国人と日本人が多いため、韓国語・日本語を話さない会場案内チームのボランティアは仕事が少なくなり、競技中に椅子に座る、ボランティア同士で話す、などモラル低下が目立つ
・一部のボランティアが機能しないため、それ以外のボランティアに仕事が偏る

チームリーダーとチームメンバーが意思疎通できない、というのがおそらくもっとも大きな問題だとは思いますが、中には志帆さんのように英語も韓国語も堪能というボランティアがいるのでもっとうまくスタッフを活用すれば必要最低限のコミュニケーションはできるんじゃないかな、と思います。

韓国語ができない外国人ボランティアにしても、案内に必要な言葉くらいは覚えてもいいんじゃないかなーと思います。想像するにイベントサービスボランティアが必要なフレーズは10個もないんじゃないかな。。。
・こんにちは、チケットを見せてください
・案内(ヘルプ)が必要ですか?
・あなたの席はここ(あちら)です
・あなたの席はここではありません
・トイレは○階です
・少しお待ちください
・韓国語が話せるスタッフを呼んできます

もちろんこれだけでは十分から程遠いでしょうが、これくらいなら1週間で覚えられないかな、と。

今回の志帆さんのレポートで気づいたのは、競技ごとに観客も変わるということです。リオでも7人制ラグビーはフィジー、ヨーロッパからの観客が目立っていましたし、卓球は競技場内の半分以上が中国からの観客で埋めつくされていました。イベントサービススタッフに多言語・外国人ボランティアを起用するなら、特定の国籍の観客が集まりそうな競技場で採用するなど、調整があるといいですね。

しかし志帆さん、朝5時起き後出勤〜23時過ぎシフト終了1時半帰宅と超ハード!もちろん毎日じゃないでしょうが、大変だわー。毎日細かなご報告をくださるのは嬉しいのだけど、お身体大事にして欲しいです!

楽しい大会の裏側的なストーリーの多い今回のレポート、次回は大会を観客として観る人々のマナーについて触れたいと思います。

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